就活時の面接でキャリア・プランについて聞かれたときの答え方

学生が就活時の面接でキャリア・プランについて聞かれたときの答え方

就活時の面接でキャリア・プランについて聞かれたら、どのように答えるのがベストなのでしょうか。
キャリア・プランとは社会人となってから3年後、5年後、10年後などのスパンで仕事に関する目標を設定し、そこに至るためにどのような知識・スキルを身に付け、キャリアを積み上げていくかを考えることです。

学生の皆さんが面接でよく質問される、キャリア・プランについての考え方をまとめます。

就活時の面接でキャリア・プランについて聞かれる理由

新卒の就活面接で「将来のキャリア・プラン」について聞かれるのはよくあることです。ずばり、「社会人となってからのキャリア・プランを教えてください」とたずねられることもあれば、「社会人になって、自分がどんな仕事をしているかイメージできますか?」などと聞かれたりすることもあります。

では、企業がそのような質問をする意図はどこにあるのでしょうか。理由をいくつか挙げてみましょう。

社会人になってからの自分の姿を具体的に思い描けているのかを知りたい

基本的なことですが、「社会人になったとき、自分はどんな姿でありたいか?」、「会社という組織の中で具体的にどんな業務を行いたいのか?」ということが、しっかりとイメージできているのかを知りたい、というのが1つ目の理由です。何のイメージも抱かないまま、ただ就職しなくてはいけないから……という理由で面接を受けているのだとすれば、社会人になろうという自覚があるのかどうかも疑われることになるでしょう。

仕事に対する価値観を知りたい

当たり前のことですが、学生時代に経験したアルバイトの仕事と、実際に入社して携わる仕事では、その内容も責任も全く異なります。そのような状況の中で、自分が実際に現場で働いているイメージをしっかりと抱くことはもちろん大切ですが、そのほかにも、「学生時代の勉学の位置付けと、これから取り組む仕事の位置付けの違いとは?」、「社会人として働く自分のモチベーションはどんなことによって保たれているのか?」など、仕事に対して、どんな価値観を持っているのかを知りたいという意味も含まれています。その人の持つ仕事に対する価値観が企業の目指す方向性と大きく異なっていないかを確認しています。

学生時代にどんな努力をしたかを確認したい

キャリア・プランについてたずねた後、続けて「ではそのために学生時代に何をしてきましたか?」と質問されることもあります。質問の意図は、そのキャリア・プランがどの程度一貫性のあるものなのか、目標に向かって具体的な努力をしてきたのかを確認したいということにあります。例えば、「学生時代は、廃部寸前のダンスサークルで部長を務め、曲の選定から振り付けまで全て自分で行い、サークル結成以来初めて地区優勝を果たしました」など、問題を解決するためにどんな行動を取ってきたか?ということを具体的に伝えることで、採用側としてはその人物が入社したときに自社にどんなメリットがあるのかということがイメージしやすくなります。

キャリア・プランを作成するメリット

キャリア・プランを作成するメリットは、企業とのミスマッチを防ぐことができるということ、自分が掲げる目標に近づけるのかをイメージできるということに集約されます。

キャリア・プランを作成すれば、自分のキャリア・プランが実現できそうかどうかという点を、企業を選ぶ際のモノサシにすることができます。
また、面接でキャリア・プランについて語ることで、企業にも自身についての重要な情報を伝えることができます。

キャリア・プランの作成にはジョブ・カードが役立ちます。皆さんの職務経歴や学習歴をジョブ・カードにまとめ、キャリアコンサルタントによるサポートを受けましょう。

学生の就活面接におけるキャリア・プランについての具体的な質問と答え方

就活面接でのキャリア・プランについての質問と回答例も見てみましょう。

「10年後のキャリア・プランを教えてください」

たとえば、「トップ営業マンになっていたい」、「リーダーとしてチームをまとめる立場になりたい」、「新しい商品開発に携わっていたい」といった答えは具体性に欠けます。どこの企業で聞かれても当てはまりそうな回答は避けましょう。

大事なのはその企業の経営理念、事業戦略、業務内容などを知った上で、自分はまだ学生の立場だけれども、そこでどのようなスキルを身に付けて、どんな成果や実績を挙げたいか、どんな人物になっていたいかなどを話すのが基本になります。

「そのキャリア・プランを実現するために、当社へ就職する理由は何ですか?」

自身のキャリア・プランを実現するために、その企業の◯◯という職種で、◯◯の役職に就き、どのようにして働き、どんなスキルを身に付けていきたいかということを、より具体的に話すようにしましょう。

キャリア・プランを描く方法

最後に、キャリア・プランを作成する方法についても説明します。順に見ていきましょう。

これまでの学生生活を振り返る

まず、大学に進学した目的や専攻した学部で何を学んだのか、サークル活動やアルバイト、ボランティアなどを経て、自分が得た知識などを振り返ります。

自分の能力・適性について考える

次に、自身の性格の特徴、得意分野、強みなどを確認しましょう。学生時代の集団・グループでの役回り、家族や学友たちからの評価、持っている資格や特技、アルバイト経験、どんな仕事に興味があるかなどの要素を棚卸しして、自己分析していきます。

志望企業について研究する

志望企業についてもその特徴や強み、社風や経営理念、事業展開などを研究し、分析します。OBに話を聞くのも大いに参考になります。

10年後の目標を立てる

以上のデータを元に、3年後、5年後、10年後の各ステップの目標、ビジョンを考えていきましょう。自分の強みと企業の特徴のすり合わせも大切です。また、人生設計の中で仕事をどう位置付けたいかも考えます。

家庭生活と仕事のバランスも考える

仕事だけでなく、将来、結婚、出産、育児など家庭生活と仕事の両立をどう取っていくのかも考えます。特に女性はこの点についてしっかりとした考えを持っていることが求められます。

キャリア・プランの作成は、自己分析や企業研究と密接に関わる作業です。また、企業選びをする上でも、自分のキャリア・プランに照らし合わせてみることが役立ちます。面接で聞かれたとき、しっかりと答えることができるように、自分ならではのキャリア・プランを作りましょう。

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